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2024/11/27 20:15


11月初旬、2回目の出張授業のために浜松市立舞阪小学校へ伺いました。


講師となるentranceメンバーは、撚糸を専門とする山弥織物(株)の中野さん、高密度の綿織物が得意な古橋織布(有)から外山さん。




前回(10月)は、HUIS松下さんとentrance代表浜田さんによる「遠州織物」と浜松の産業という入門編授業でしたが、

今回はぐっと理解を深めてもらうために、綿と糸と織物の詳しいお話がメインです。


授業の対象は、社会科で地域産業を学ぶ小学校3、4年生。

内容が深まる分、話も難しくなりがちなところを、スライドを使ってわかりやすい言葉で説明し、

さらに、綿花や紡がれる前の綿、綿から紡いだ糸、織るための道具や生地などの実物に触れられる場を設けました。


講師の2人は、日々のお仕事の傍ら、講義資料や展示品の準備をしてくれました。




参加した子どもたちは、楽しい話に引き込まれ、展示品に興味津々の様子。

遠州織物を体験することにより、学びが深まり、遠州さんちを知っていただけたのではないでしょうか。




今回の講座は、entranceの出張授業の取組みを知った舞阪小学校の先生からお声がけをいただき実現しました。


社会科の授業では浜松市の産業として、自動車産業・楽器産業・光産業などと並んで遠州織物が紹介されていますが、

資料などが少なく伝え方を迷われる先生も多いそう。


私たちにとっても初の試みでしたが、貴重な技術を継承したい、浜松の繊維産業のすごさを知っていただき、

地元の方にも誇りを持ってほしいという思いから協力させていただきました。



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自動的に生成された説明



貴重な機会をありがとうございました!





【出前授業のご要望受け付けています】

遠州産地の若⼿繊維関係者グループ「entrance」では、
ご要望がありましたら遠州織物について の出前授業をさせていただいています。

近年、⼦どもたちから浜松の代表的な産業として「遠州織物」が挙がることが増え「総合的な学 習の時間」で取り上げたいというお声や、遠州織物をテーマにした⾃由研究の相談などをいただく ようになっています。

こうした遠州織物への興味や関⼼をお寄せいただく⼀⽅で、市内繊維関係会社は減少を続けており、この先、歴史ある繊維産地としての「遠州」の存続も危ぶまれている状況にあります。

「遠州織物」をテーマにしたいと⼦どもたちから要望があっても、教材研究の時間が取れない、ネットワークがないといった理由で、お困りのことがありましたらぜひ協⼒させてください。

より多くの皆さんに遠州織物について広く、正しく知っていただき、地元に誇りをもってほしい。

知っていただくことが、先⼈が繋いできたこの素晴らしい技術や伝統を後世に残すきっかけや、希望になると考えています。そして、「知りたい」という⼦どもたちの想い、よりよく学んで欲しいという先⽣⽅の想いをサポートさせていただきたいと思っています。

出前授業のご要望があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。


□出前授業は、テーマに応じたメンバーがお伺いします。
□先⽣⽅の授業プランに合わせて、お話の内容を構成することも可能です。
□年間でお受けできるご依頼が限られます。お問い合わせの多い場合は、調整させていただく場合がございます。
□費⽤は無料です


■お問い合わせ
entrance代表:濵⽥美希 メールアドレス:entrance.textile@gmail.com



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