entranceではメンバーから生まれたアイデアを各プロジェクトとして立ち上げ、イベント開催からアイテム企画、出前授業や求人コンテンツなど、さまざまな活動を行っています。
ディスカッション
産地の輪を広げる隔月ミーティング「遠州さんち未来会議」

entranceメンバーのほか、行政や組合の方、繊維産業の事業者、遠州織物に関心のある市内外の方が集う場を開いています。
イベント企画、遠州織物の普及啓発の検討、他産地の勉強会などを隔月毎に開催。皆で意見交換をしながら、未来の明るい産地づくりに取り組んでいます。
産地の未来へ共に歩む「他産地間交流」

日本一の毛織物の産地・愛知県一宮市を中心とした尾州(びしゅう)産地をはじめ、産地交流を行なっています。2023年に2日間のプログラムで開催した「尾州ツアー」。工場見学では製織、染色整理などの工場を訪問し、産地ブランドの成長に向けた活動についてトークセッションなど開催しました。今後も他産地交流を介し、日本の産地の未来を共に明るく照らしていきたいと考えています。
販売イベント
職人がコンシェルジュ「セミオーダー会」

遠州織物でつくる洋服のセミオーダー会。第1弾は2023年7月に浜松卸商団地で開催しました。シャツやパンツなど6パターンの商品サンプルをつくり、100種類以上の生地を展示。来場者は、職人から生地の特徴やこだわりを聞いたうえで、好みの生地・好みのパターンで洋服を注文できる仕組みです。職人が直接消費者に遠州織物について伝える場となり、生地の魅力を知ってもらう貴重な機会となっています。(【特設サイト】https://1-huis.com/entrance)
遠州織物の販売会&さんち職人トーク「entranceマルシェ」

第1回「entrance マルシェ」は、東京・清澄白河の「リトルトーキョー」で開催しました。販売会では、遠州織物のカット生地や各社オリジナル商品に加え、HUISさんのアウトレット服も販売。トークイベントは、さまざまな立場のentranceメンバーが登壇しました。遠州産地について、職人の技術、Uターン、産地発ブランドなど、色んな話が飛び交い、熱い1日となりました。
大型商業施設での期間限定常設ショップ「entrance to 遠州さんち」

イオンモール浜松市野店にある家具専門店「リビングハウス」内にて、2024年8月2日〜2025年1月31日まで期間限定の常設ショップ「entrance to 遠州さんち」をオープンしました。この取り組みは、リビングハウスさんの自治体との協働事業「LIVING X」の一環として展開。浜松市内でも珍しい遠州織物のアンテナショップとして、生地や商品をじかに手にとってもらうことで、遠州織物の魅力を発信する機会となりました。
浜松市主催・遠州織物イベント「はままつ染め織りマーケット」出展

年に1度、浜松市が主催する遠州織物のイベントに出展しています。entranceメンバーによる遠州織物を使ったアパレル製品を販売するセレクトショップや、2023年からは「はままつ BABY BOX project」と協働で、トークイベントやワークショップを開催しています。
地元百貨店との連携「遠鉄百貨店サンチノ」出展

「サンチノ」は、日本各地の産地の良いものが集まる、遠鉄百貨店で大好評のイベントです。第2回となる2023年からは、entranceも出展。entranceの活動紹介に加え、メンバーそれぞれの自社ブランド商品を販売しました。また、産地の道具の展示も行いました。産地を代表するブランドさんや作家さんとの出会いもあり、イベントを通じた他産地・他ブランド間交流も楽しみな企画です。
全国のこどもたちへ伝える「東京ビッグサイトGOOD LIFEフェア」出展

2024年10月25日〜27日の3日間、東京ビックサイトで開催された「GOOD LIFE フェア2024」に、遠州産地発のアパレルブランド・HUISさんと共同出展しました。
entranceメンバーが手がけるアパレルの製品の販売のほか、家族連れやお子さんにも楽しんでもらえるように、遠州織物をわかりやすく解説したパネル展示や、ワークショップも行いました。
職人がセレクトした生地をカット販売「遠州織物のセレクトショップ」

メンバーが所属する機屋が企画・制作するMade in 遠州の生地からセレクトし、カット生地を販売しています。個性豊かな生地を実際に手にとり、遠州織物によるものづくりを楽しむきっかけとして喜んでいたただいています。イベント出店のため、期間限定のお店です。
体験イベント
職人の手仕事を学ぶ「遠州産地バスツアー」

繊維産業・テキスタイルについて体系的に学ぶ場として、糸編さんが企画運営する「産地の学校」では、遠州産地をめぐるバスツアーを開催しています(浜松市との共催)。遠州産地の職人たちが講師となり、工場を教室と見立て、実際に現場の空気を感じながら学ぶことのできるプログラムです。
浜松・浜名湖ツーリズムビューローと連携した「体験プログラム」

浜松市の公益財団法人「浜松・浜名湖ツーリズムビューロー」が発信する「体験プログラム」の一環として、entranceと協業で「遠州織物」をテーマとした企画を開発しています。“浜松でしかできない体験”を、観光客の方へ、また地元の方へ地元の魅力を再発見するきっかけとして、提供しています。
アイテム開発
織り・染めの個性を活かした「オリジナル商品開発」

メンバーのアイデアから形になった、端材がでない「ふりおちバッグ」や、オリジナルハンカチ「enpu -えんぷ-」、セミオーダー会のためのオリジナルシャツ・パンツなど。遠州の布を手軽に、身近に、使っていただくためのentranceブランドの商品開発を行っています。
メンバー各社がそれぞれに展開する「プロダクトブランド」

■ORIYATO / 古橋織布(https://furuhashi-online.com/)
■SOSOG / 和田染工(https://somewada1951.thebase.in/)
■qaneta / カネタ織物(https://kanetaor.theshop.jp/)
■TKD WORKS / 高田織布(https://www.creema.jp/c/takada_works/item/onsale)
■kato towel factory / 加藤タオル(https://kato-towel.com/)
■teatorino(https://teatrino-mode.com/)
■はままつ BABY BOX project(https://hamamatsu-babybox.com/)
■HUIS -ハウス-(https://1-huis.com/)
など多数
富士工業技術支援センターとの連携「遠州織物の端材再生紙の活用」

静岡県では「遠州織物」の端材を紙にリサイクルする技術を開発。entranceメンバーでは、この紙を名刺に再利用したり、HUISさんが展開する「棚田プロジェクト」の商品値札タグ、遠州織物製品取扱セレクトショップのショップカードなどとして活用しています。
担い手づくり
遠州織物の世界にトビこむインターンシップ「遠州のトビラ」

遠州産地における職人の人手不足や高齢化などの課題に対して新たな担い手を募集する浜松市の事業“インターンシッププログラム「遠州のトビラ」”が2024年スタートし、entranceが運営をいたしました。このプログラムでは、遠州産地(遠州織物)の技術力の高さ、質の高さ、職人のこだわりを体験することができます。第1回は10名の募集に対して約50名の方からご応募をいただきました。選考審査を経て、県内外から11名が参加。その中から実際に数名の採用につながりました。
次世代への啓発
地域の子供たちへ遠州織物を伝える「出前授業」

entranceでは、遠州織物についての出前授業をしています。近年、⼦どもたちから浜松の代表的な産業として「遠州織物」に着目し「総合的な学習の時間」で取り上げたいという声や、遠州織物をテーマにした⾃由研究の相談などをいただいています。講師は、ご要望に応じて様々なentranceメンバーが務めます。より多くの皆さんに遠州織物について広く、正しく知っていただき、地元に誇りをもってほしいと考えています。
さまざまな場所で伝える「遠州織物セミナー開催」

「遠州織物」をテーマにしたセミナーやトークイベントに登壇する機会をたくさんいただいております。昨年秋に開催した東京ビッグサイト「GOOD LIFEフェア」での自主セミナー開催、2025年静岡プロダクトフォーラムなどでのパネリスト登壇など、ご要望に合わせてentranceメンバーが対応いたします。
科学の視点で地域産業を伝える「浜松市科学館での講座」

浜松科学館では月に一度(毎週第2金曜日)、高校生以上を対象に「夜の科学館」を開催しています。2024年11月のテーマは『ファッション』。特別サイエンストークでは「遠州織物~種子から服まで~」と題し、浜松科学館と、生地を生産する古橋織布さん、洋服を作るHUISさんの三者によるパネルセッションを開催。また、生地を顕微鏡で観察したり、生地の手触りを体感する展示などを行いました。