織物の準備工程の最終段階が「経通し(へとおし)」という作業になります。
「経通し」では、整経工程で準備した経糸を織機の部品に1本1本手通しします。
織機の部品には、ドロッパー、綜絖、筬の3つがあります。
細い糸を1本1本通すには、繊細な仕事と集中力が必要になってきます。

写真の経通し職人である府川さんは、【マルマス経糸準備】という事業者名で、2020年9月に独立起業しました。
もともと経通しの作業が好きで、いつかは独立をしたいと機屋さんで仕事をしていた府川さん。経通しに惹かれた理由は、「糸が並んでいる様子がとてもきれいだと思った」とからだそうです。


準備工程の中では、比較的省スペースで大掛かりな機械もなく、経通し台があれば始められる工程になります。
生地を織る機屋さんも、経通しをしてくれる職人さんがいなければ、生地を織ることができません。今、遠州では経通し職人が減り、生地の生産が難しくなってしまった一因となっています。
一つの作業に向き合い、淡々と作業を積み重ねることが好きな方に向いているお仕事です。
将来的に独立し、個人事業で仕事をやってみたい方にぜひご応募いただきたいです。
募集内容
働き方:将来的に個人事業として独立
職種:経通し(へとおし)職人
仕事内容:経糸を織機の部品に1本1本手通しする
勤務地:静岡県西部地域
応募資格:未経験可
※ご興味がある方は、entranceのお問い合わせフォームかメール(entrance.textile@gmail.com)までご連絡ください。
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