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@furuhashi.weaving
古橋織布で3年半の間、織物の製造に携わりながらへ通しの修行を重ねた府川さん。
専業のへ通し職人として
2021年に独立され、早4年余り。
今では、遠州ではなくてならない職人の一人です。
浜松への移住を機に、遠州織物を知り、ものづくりの現場に触れる中で「経通しをやりたい」と、自らその道を切り拓いた府川さん。
経通しとは、字の通り、
織物を織る前に、経(たて)糸を一本ずつ「ドロッパー」「綜絖(そうこう)」「(おさ)」という器具に通していく作業のこと。
江戸時代から今もずっと、変わらず人の手で行われている工程。
集中力と技術が求められる、
地味だけど、生地づくりには欠かせない、大切な仕事です。
その「経通し」の世界に飛び込んだ府川さんに続き、なんと今、3人の女性たちが新たに独立を目指しています。
この経緯と取り組みが繊研新聞の1面で、
2日間にわたり紹介されました
課題の多い産地に、希望の光が差すようなニュースです。
一部本文を紹介します。ぜひご覧ください。





9/10繊研新聞(1面)
新たな働き方を示す
経通し職人は未来を作る<上>
生地を織るために必要不可な工程である「経通し」。裏方の仕事として捉えられ、高齢化や担い手不足が深刻化していた工程の一つだが、浜松市を中心とする遠州産地でその職人を目指す人が増えている。ある一人の移住者が未経験から独立起業し、子育てしながら働くという新たなロールモデルを確立、経通し職人のイメージを変えた。
9/11繊研新聞(1面)
新たな働き方を示す
経通し職人は未来を作るく下>
織布の準備工程の一つである経通し職人を志し、柘植綾子さん、大村直子さん、岡部正子さんが名乗りを上げた。経通し職人として新たな働き方を提示する府川容子さんと3人の出会いを後押ししたのは、産地の人たちだった。
担い手不足は経通しに限らず、他の工程も同じようにある。浜松市を中心とする遠州産地の産地活性化プロジェクト「エントランス」や、産地の生地を使うデザイナーが一体となり、リクルート活動に努めてきた。3人の採用はその取り組みが実ったものだ。
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