6月10日、地元・浜松市にある「大平台高校」の学生の皆さんが、
地域の産業理解を深める学びの一環として、遠州織物のものづくり現場を見学されました。
今回お越しいただいたのは、家政科で調理・保育・介護・服飾などを専門的に学んでいる生徒の皆さんです。
浜松市産業振興課が主催する教育連携の取り組みの一環で、
entranceでは冒頭に、遠州織物についての座学を担当しました。

その後は、古橋織布さんをはじめ、HUISさん、遠織会館さん、和田染工さんと、
遠州織物に関わる各現場を1日で巡るプログラムとなっており、
実際の生産現場を間近で見られる貴重な機会となりました。
遠州織物の工場を訪れるのは初めてという生徒がほとんどで、
稼働中のシャトル織機の迫力ある音や動きに驚いた様子で、
「思ったより大きな音がする!」
「こんな工程で布ができているんだ!」
といった反応が印象的でした。
また、かつて日本が繊維産業大国だったこと、
現在も各地に優れた織物産地があること、
後継者不足などの課題を抱えながらも、今なお価値あるものづくりが続けられていることなどもお話しました。
この見学を通して、地元に根付く伝統産業に興味を持つきっかけになればと願っています。
entranceでは、今後も教育機関との連携や地域啓発活動を通じて、
遠州織物の魅力と価値を次世代へ伝える取り組みを続けていきます。
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